ヨーグルトサミット シンポジウム後の試食会の様子
「ヨーグルト」を中心とした討論会
2019年9月28日に岡山県真庭市で開催されたヨーグルトサミットのシンポジウム&ワークショップには、実にさまざまな方にご参加いただきました。
今回はヨーグルトサミットに関する紹介として、シンポジウム後の試食会の様子をこっそりお伝えいたします!
シンポジウムならではの参加者の姿!
シンポジウムでのにぎやかな集合写真の1枚。老若男女が集まって、なんとも不思議な集まりに見えますね。
ヨーグルトサミットのシンポジウムの参加者は、真庭市市長の太田昇さん、ヨーグルトを販売しているメーカーさん、乳製品に興味を抱いてくれている学生さんなどなど。なんと、北海道や熊本県から参加してくださった方の姿もありました!
普通に生活していたら決して交わることのない方たちが、「ヨーグルト」を通じてつながるというのはなかなかにない体験ですね。
知られざる真庭の「おいしい魅力」
岡山県の中でも北部に位置する真庭市では、豊かな里山が広がる魅力的な土地です。大自然の中で行われる酪農・農業のおかげで、栄養や味に富んだ生産品を安定して産出できています。
乳製品や作物など挙げればキリがありませんので、特に有名な生産品をいくつか紹介していきます。
全国でも有数なジャージー牛の土地がほこる「ヨーグルト」
真庭市のおいしいものといえば、やはり乳製品は欠かせません。真庭市蒜山地区は、全国的に飼育数が圧倒的に少ない「ジャージー乳牛」の飼養地域として有名です。
一般的に販売されている牛乳は、ほぼホルスタイン種です。ジャージー種からとれるミルクは、市販されている牛乳と比べてコクがあり、とにかく濃厚な味わいが特徴。
もちろん、希少なジャージーミルクから作られたヨーグルトがおいしくないわけがありません!余計なものは一切入れず、ジャージーミルクの風味だけで作られた蒜山ジャージーヨーグルトのおいしさは、カップヨーグルト研究会の向井智香(むかいちか)さんからのお墨付き。
シンポジウム参加者の方々にも「おいしい!」とたくさん手にとっていただき、あっという間になくなってしまいました。
岡山県真庭市蒜山で受け継がれる「こけらずし」
少し変わった風貌をしているこちらのお寿司は、岡山県真庭市蒜山地域で古くから受け継がれている「こけらずし」と呼ばれる郷土料理です。
こけらずしの作り方は、いたって簡単。笹の葉にすし飯をとしめサバをのせ、重石をして一晩置けば完成です。取り皿のような役割を果たす笹の葉が彩りを添え、食欲をそそります。
岡山県真庭市蒜山地区で現在も秋祭りの行事食として伝えられてきたこけらずし。すし飯にうるち米ともち米を混ぜており、独特の触感がシメ鯖と絶妙なハーモニーを奏でてくれます。
木を削ったときのけずりくずである「こけら」と形が似ていることから、こけらずしと呼ばれるようになったそう。特徴的な形状と古くから変わらないおいしさで、現代まで各家庭で伝わり続けてきた郷土料理です。
真庭の里山が育てる唯一無二の「蒜山大根」
真庭市蒜山が誇るのは、乳製品や郷土料理だけではありませんよ!つぎに紹介するのは、蒜山の大地が育むおいしい大根、「蒜山大根」です。蒜山大根が真庭市の特産品として全国的に有名になったのには、理由があります。
最大の特徴として挙げられるのが、蒜山の気候を活かした寒締め栽培。あえて霜にあてることで糖度を高める方法なので、雪が降る蒜山地区だからこそできる栽培です。
さらに「黒ボコ」とよばれる火山灰を含んだ有機肥料を入れた土で育てているので、甘みだけでなくみずみずしさもたっぷりと蓄えています。大根おろしにしても辛みをほとんど感じないので、小さなお子さまがいるご家庭にも重宝されています。
真庭の庭で育った「おいしさ」を堪能できたひととき
ヨーグルトシンポジウム・ワークショップが終わったあとは、真庭の庭で育った「おいしい」野菜や乳製品に舌鼓!住む場所や年齢がちがっても、おいしいものをおいしいと感じるのは誰しも共通です。
同じ料理でも食材がちがうだけで風味や味わいが異なること、見知らぬ郷土料理などを初めて口にするなど、試食会を通じてさまざまな発見がありました。
実際に食材を取り入れた試食会を通じて、地元の酪農や農業に興味を持ってもらえるきっかけになればと考えています。
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