1.ヌプカの雪解け（北海道士幌高等学校）

「幻のヨーグルト」と称される入手困難なヨーグルト！

みなさんは、「幻のヨーグルト」と呼ばれているヨーグルトが存在するのをご存じでしょうか？

現代のヨーグルトといえば、スーパーやコンビニエンストアで気軽に購入できる乳製品といったイメージが強いですが、今回紹介する「ヌプカの雪解け」は入手が難しいヨーグルトとして有名な一品。

今回は、第2回全国ヨーグルトサミットin真庭で販売されるヨーグルトの一つであるヌプカの雪解けについて紹介します！

北海道士幌高等学校の生徒たちの手作り

ヌプカの雪解けは、大手メーカーが販売しているヨーグルトではありません。なんと、北海道士幌高等学校に通う生徒たちが一つずつ手作りしている全国的に見ても珍しいヨーグルトです。

北海道河東郡にある北海道士幌（しほろ）高等学校では、食品加工や流通に関して学ぶフードシステム科、農業の多面的な機能を勉強しながら経営に関しても学んでゆくアグリビジネス科があります。

もともと授業の一貫としてヨーグルトは作られていましたが、ヨーグルト特有の柔らかさが原因で輸送ができず、町外に広まることはありませんでした。

そこで新たに冷凍しても味や品質が落ちない水切りヨーグルトを取り入れることで生まれたのが、後に幻のヨーグルトと呼ばれるようになるヌプカの雪解けです。

北海道士幌高等学校の歴代の生徒たちから受け継がれている技術と想いが詰まった、特別なヨーグルトです。

即売会ではすぐに売り切れ！

ヌプカの雪解けは地元の道の駅や農協などで限定販売されていますが、30分足らずで完売してしまうため、一人が購入できる最大個数を定めているほどの人気っぷり！

地元ですら購入が困難であるため、「幻のヨーグルト」と呼ばれるようになったそうです。

生徒たちの中でも乳加工班の生徒たちだけで作られているため量産が困難であるということも、ヨーグルトが手に入りづらい理由の一つでした。

第1回ヨーグルトサミットでは午前中で完売

ヌプカの雪解けは、第1回目のヨーグルトサミットでも販売いたしました。

「幻のヨーグルトを食べたい！」「北海道のご当地ヨーグルトを味わいたい！」という方々に多く並んでいただき、なんと午前中で全て完売！

普段はなかなか食べられない遠方地のご当地ヨーグルトは人気があるので、気になる方はこの機会を逃さないようにしてくださいね。

ヌプカの雪解けの味

もちろん、ヌプカの雪解けは入手が困難なだけでなく、味や製法にも独自のこだわりが！

北海道士幌高等学校の農地で育った安心、安全な無農薬シーベリーや、地元の農園で厳選されたハスカップを使用するなど、原材料にも生産者である生徒たちの想いがギュッと詰まっています。

ちがいが楽しめる「2層仕上げ」

ヌプカのヨーグルトにスプーンを入れると、色味が異なる「層」が出現します。上層は少し弾力のあるレアチーズのような濃厚な層が。下層にはさっぱりとした水切りヨーグルトが入っており、ちがった味が楽しめるのが最大の特徴です。

贅沢な上層だけを食べてもよし、とろみのあるヨーグルト層だけを食べてもよし、もちろん2層を組み合わせて絶妙なコンビネーションを楽しんでもよし！

食べ進んでいく内にあっという間になくなり、もはやヨーグルトというよりも「一つの完成されたデザート」を食べている感覚になります。

プレーンのほかにも酸味のあるシーベリー味、甘酸っぱさのあるハスカップ味など、上層がとろみのあるジャムになっているタイプも人気です。

口の中で雪のように解ける

ヌプカのヨーグルトのおいしさの秘密は、口の中に入れた瞬間に雪のようにふわっと解けて消えてしまうような独特ななめらかさにあります。

水分が少ない水切りヨーグルトは、もともと食感がクリーミーかつ濃厚。水切りヨーグルトを一旦凍らして「少しだけ解凍」させてから食べるので、他のヨーグルトにはないアイスのような感覚がプラスされています。ヨーグルト生地にはクリームチーズやメレンゲも加えられており、ヨーグルトの雪解けをより軽やかに。

半解凍のときだけ味わえる雪解けの瞬間も、幻のヨーグルトたる所以の一つなのかもしれません。

ヌプカの雪解けは真庭市のヨーグルトサミットで食べられます！

ご当地ヨーグルトの中でも、農業高校の生徒たちが開発したという珍しいヨーグルト、ヌプカの雪解け。

ヌプカの雪解けを購入するために、わざわざ200km離れた札幌市から即売会に来る方もいるほど、人気のあるヨーグルトです。

「北海道は遠くても、岡山県の真庭市なら！」という方は、ぜひ第2回全国ヨーグルトサミットin真庭にお越しください。ヌプカの雪解けが購入できるのは、9月29日の日曜日です！

・北海道士幌高等学校